イベント続報だよ⑤
北から順に紹介しているはずなのに、秋田県が抜けてました。
ゴメンナサイ。
今日は秋田の蔵元。
<<鈴木酒造店>> 秀よし 大吟醸秘蔵酒
秋田なのに、銘柄「秀よし」。
その昔は、本当に金の瓢箪(型の瓶)に入った酒を売っておりました。センスの光る蔵元(笑)。
今回の出品は5年熟成の大吟醸。
シャンパンのようなほんのりとした黄金色で、味としてはわりと辛め。
軽く冷やして飲んだらイイかも。
「日本酒」らしい熟成酒・・・(何か表現??
えーと、焼鳥(しかも塩!)がまず定番。
それからフライパンでこんがり焼いた鳥肉(皮付きがGOOD!)に、トマトとタマネギを刻んで、お酢(砂糖と塩、胡椒少し)で和えたドレッシングをかけた料理にも合いそう(旬は夏、か)。
出品される回数がわりと少なめな蔵ですので、貴重です(アハハ
さて、紹介ばっかりで「熟成酒って結局何ぞや?」ということになりそうなので、
ここで「長期熟成酒」のおさらいを・・・
定義:3年以上熟成させた日本酒 のコトです。
元のお酒のタイプ(大吟とか純米とか)と、熟成中の温度によってタイプ分けされます。
・淡熟
・中間
・濃熟 とゆう感じて、味や香り、色に特徴が出ます。淡熟は若く、濃熟ほど熟成が進みます。
で、この熟成酒。歴史は古くて室町時代には存在していました。日蓮さんに贈られたそうです「古酒」。
その後の文献を追っていくと、江戸時代には大奥で飲まれたり、川柳に詠まれたりと、上は殿様、下は庶民まで幅広く出回っていました。
が、明治に入ってお酒に関する税金が非常―――に高くなり、熟成させる余裕を持てず、100年近くも姿を消しておりました。
だから皆知らないの。
第二次世界大戦後、古い文献や言い伝えを元に「熟成酒」を復活させようと蔵元が動き出し、
「どんなお酒が熟成にむくのか?」「熟成後に美味しくなる酒とは?」
などと日々研究を重ね、ようやっと「美味しい商品としての熟成酒」が復活しました。
この間、20年・・・。
そんな「熟成酒」に夢をみた蔵元の集まりが、長期熟成酒研究会デス。
どうぞよろしくお願いします。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home